その後も、カフェバグダッド氏は相変わらず中東や岩手に関するツイートを続けていました。
しばらくの間、特に取り上げるほどのこともなく、私は後から見てもわからないエアリプなどをしていました。
ある日、氏は同人誌の製作を始めた様子です。
「物質的な印刷物が欲しい」と思う一方で、「モノはもう増やしたくない」とも感じる。そんな2つの相反する思いの中で、デジタル出版物がいいのか、紙の印刷物がいいのか、激しく葛藤している人は少なくないのだろう。大きな流れとしては、デジタル方向に水は流れているのだろうけど。 pic.twitter.com/Q6YB47agIR
— カフェバグダッド/CAFE BAGHDAD (@cafebaghdad) 2021年4月23日
漠然と中東関係のジャーナリストかなと思っていたけど、あの「冊子」を見てプロではないと確信した。>カフェ某ダッド氏 ほんと、何やってる人なんだろう。資産家の高等遊民?
— るりるり (@February2030) 2021年5月10日
結論から言うと私の「確信」は大ハズレでした。職業が何であれ、初めての同人誌づくりが手慣れたものであるはずがありません。
この同人誌はやがて「カフェバグダッドアンソロジー」として発売されますが、それはもう少し後の話です。
そして氏のツイートに「ツタン乾麺」が久々に登場します。
エジプトでガルギールと呼ばれるルッコラを練り込んだ「ガルギール生麺」を岩手県奥州市衣川の企業が新発売。昔、ある中東研究者がエジプトから種を持ち帰り、実兄の衣川村長に進言して栽培開始。粉末を練り込んだ「ツタン乾麺」が発売されたのがその起源。乾麺の製造は終了したが、生麺として再生。 pic.twitter.com/aQWNbA5rdW
— カフェバグダッド/CAFE BAGHDAD (@cafebaghdad) 2021年5月20日
ガルギール生麺発売のツイートのついでにさらりと「乾麺の製造は終了したが」と言っています。批判や非難に対して全く心を動かさず、平然とした態度を保つカフェバグダッド氏、只者ではありません。
すでに製造終了した「ツタン乾麺」の流れをくむ「ガルギール生麺」、ひいき目なしに美味しい。弾力があり、つるっとしたのどごし。暑さで食欲の減退する夏にぴったり。岩手県奥州市衣川の民間企業が、地元産ガルギールを使い、最近売り出した。エジプトと岩手をつなぐ新たな特産品に育ってほしい。 pic.twitter.com/kZHXtGwxKC
— カフェバグダッド/CAFE BAGHDAD (@cafebaghdad) 2021年5月24日
「すでに製造終了した」とガルギール生麺なみにつるっとツイートしてますが、製造終了の約半年後に、終了を知りながら「奥州市にはツタン乾麺があります~」とツイートしてたのはどこのどなたでしょう?
このツイートがきっかけで、ネットの情報サイトに取り上げられ、カフェバグダッド氏も取材されました。
この中でカフェバグダッド氏は「中東文化のファン」となっています。
なぜかツタン乾麺はまとめサイトにも取り上げられてしまいました。
一応「製造は終了した」のツイートではあるのですが、名前にインパクトがありますしね。
まあ、嘘ではないんですけどね。販売終了後も画像を使い回して「奥州市にはツタン乾麺がある」とツイートして、それを指摘したら即ブロックした人がいましてね。カフェバグダッド@cafebaghdadさんっていうんですけど。 https://t.co/HyhwEohEwe
— るりるり (@February2030) 2021年6月11日
そんな中、久々にブチギレ案件が。
梅雨に入ってもどんどん葉が伸びるプランターのバジルをたっぷり使ったスパゲティ・ジェノベーゼ。松の実とパルメザンチーズとの組み合わせを考えたイタリア人に感謝。モロッコの古都フェズの陶器コセマの皿とのコーディネートもしっくりくる。岩手はクルディスタンでもあり、イタリア半島でもある。 pic.twitter.com/qvmbvsx4A9
— カフェバグダッド/CAFE BAGHDAD (@cafebaghdad) 2021年7月5日
ハァ?
「岩手はクルディスタンでもあり、イタリア半島でもある」…だからさあ、何で岩手を勝手に外国にしたがるの?岩手をバカにしてるの?そんなにクルディスタンやイタリアが好きなら自分の生まれ故郷を改造すれば~? pic.twitter.com/2jKHY4lSXu
— るりるり (@February2030) 2021年7月6日
これはほんと久々に頭に来たわ。
— るりるり (@February2030) 2021年7月6日
今は「ハァ?(笑)」くらいになりましたが、これは当時かなりブチ切れましたね。(当時私は氏のことを関西出身だと思い込んでいたので、「自分の生まれ故郷を~」などと寝ぼけたことを言っています)
ですが私はなぜかこの後ぱたりとウォッチングをやめてしまいます。
他に興味あることが出てきたせいもありますが、やはり好意的に見られない対象を見続けるのは精神的にしんどいものがあるのです。
と言う訳でカフェバグダッド氏のことはだんだんと意識の隅に追いやられていき、一時期は固定ツイートも解除したりしました。結局は復活させましたがもう氏のツイートを観察することもなくなりました。
しかし2023年、事態は動きだします……。