聴音壕は戦争の愚かさの象徴なのか?
1年9カ月もブログを放置してしまいました。
長年、名前も性別も不明な、ミステリアスな中東通インフルエンサーとして活躍してきたカフェバグダッド氏ですが、23年の11月に実名と経歴の公開に踏み切りました。
ツイッターではっきりと「私の実名は○○で以前は○○社に勤めており○○や○○をやっていました」と宣言したわけではないですが、顔出しのインタビューなどにも応じています(なぜかメディアによってはっきり会社名が出ていたり「メディア企業の駐在員」と妙な表現をされていたりしますが)。
また、2024年5月「季刊アラブ」の編集委員となり、2025年1月発行のNo.190から「日本に広がる中東料理の世界」の連載を始めます(名義は「カフェバグダッド」ではなく本名で、肩書は「中東コラムニスト」)。
同人誌発行に文芸フリマに中東料理食べ歩きにと忙しいカフェバグダッド氏ですが、中東コラムニストとしての一層の活躍が期待されますね。
それはさておき。
終戦の日である8月15日、カフェバグダッド氏はこのようなツイートをします。
終戦から80年。戦争の愚かさを実感する場所として、岩手県花巻市に「聴音壕」という元軍事施設がある。太平洋戦争で日本軍が使った円筒形のレンガ造りの構造物。中に人間が入って、敵機が来たのを耳で覚知するためのもの。当時日本各地に作られた。月末、岩手に行くので改めて目に焼きつけてこよう。 pic.twitter.com/obYgwrZ6iy
— カフェバグダッド/CAFE BAGHDAD (@cafebaghdad) 2025年8月14日
その後、カフェバグダッド氏の言動について度々指摘している「カフェバグダッド秘宝館」氏が、このようなツイートをします。
はいはい、2020.08.08(土)の読売新聞、東京朝刊岩手「空襲伝える「聴音壕」 花巻 住民が保存会 機数など察知 24時間体制=岩手」の記事を書いたのは久保記者ですか。
— カフェバグダッド秘宝館 (@taihomatsumae) 2025年8月15日
実はこれまでも何度か、読売新聞の記事の後でカフェバグダッド氏が同じ内容を写真付きでツイートするという事象が発生していたのですが、今回もそれなのでしょうか。
残念ながら読売新聞の記事はネット上には見つからなかったので私には読むことができなかったのですが、カフェバグダッド氏の「聴音壕」についてのツイートを調べてみると
岩手県花巻市に残る、太平洋戦争で日本軍が使った「聴音壕」。周囲の音を遮るためのレンガ製の円筒。中に人間が入り、敵機襲来の音を耳で覚知して陸軍に電話で報告する。完全な形で残っているのは珍しいそう。レーダー開発に乗り遅れた戦時中の日本の情報収集の実情を、いつまでも後世に伝えて欲しい。 pic.twitter.com/dMx9Dvqhja
— カフェバグダッド/CAFE BAGHDAD (@cafebaghdad) 2020年7月5日
ちょうど75年前のきょう、岩手県花巻市中心部が米軍機の空襲を受け少なくとも48人が死亡。花巻には当時、空襲を耳で聴いて察知するための施設「聴音壕」があり、今も残る。人間が筒の中に入って敵機の種類、規模を聞き分け軍に報告。空襲の日に聴音壕がどのように運用されたか、記録は残っていない。 pic.twitter.com/4jvvPgUYYO
— カフェバグダッド/CAFE BAGHDAD (@cafebaghdad) 2020年8月10日
きょうは終戦の日。岩手県花巻市の住宅街に残る円筒形のレンガ造りの構造物。太平洋戦争で日本軍が使った「聴音壕」という軍事施設。中に人間が入って、敵機が来たのを耳で覚知するためのもの。当時日本各地に作られたが、完全な形で残っているのは珍しいという。レーダー開発に乗り遅れた戦時中の日本… pic.twitter.com/7bYF8sTzxo
— カフェバグダッド/CAFE BAGHDAD (@cafebaghdad) 2023年8月14日
太平洋戦争末期の79年前、岩手県花巻市が空襲を受け少なくとも48人が死亡した。当時、敵機襲来を耳で聴いて察知するための施設「聴音壕」が使われていた。人が中に入って敵機の種類、規模を聞き分けて軍に報告していた。この仕組みで、空襲による被害をどれだけ減らすことができたのか。疑問が残る。 pic.twitter.com/9uMNnoza6g
— カフェバグダッド/CAFE BAGHDAD (@cafebaghdad) 2024年8月11日
岩手県花巻市に残る「聴音壕」は、ぜひ見に行って欲しい戦争の負の遺産。大谷翔平選手が練習した花巻東高のグラウンドや、宮沢賢治関連の史跡の訪問と組み合わせてみてはどうでしょう。 https://t.co/0BILBFqPz7
— カフェバグダッド/CAFE BAGHDAD (@cafebaghdad) 2025年6月19日
何と2020年から6回もツイートしていました(21年と22年にはなぜか全く話題にしていない)。2020年のものを除いて写真も使い回しです。大谷翔平や宮沢賢治の足跡を訪ねる人に対して聴音壕を勧めるセンスもなかなかです。
ツイートを読むと、カフェバグダッド氏がこの聴音壕をどう見ているのかわかります。
レーダー開発に乗り遅れた戦時中の日本の情報収集の実情を、いつまでも後世に伝えて欲しい。
レーダー開発に乗り遅れた戦時中の日本の情報収集の現実。戦争の愚かさを体現しており、長く後世まで保存していってほしい。
この仕組みで、空襲による被害をどれだけ減らすことができたのか。疑問が残る。
「レーダーが無いからこんな役に立つかどうかわからない装置に頼ってたんだな。馬鹿だなぁー」
といったところでしょうか。
調べてみたところ、第二次大戦中の日本は、素材の不足などもあり開発は米英にはかなり遅れをとっていたようですが、一応レーダーは使われていたようです。全国に配備できないので聴音壕などというものが設置されたのでしょう。「レーダーが無いから何もしません」というわけにはいかないから、レーダーが登場する以前の技術に頼らざるを得なかっただけで、それを「愚かさの体現」と切り捨てるのはちょっと何だかなぁと思いました。ちなみにイギリスには音響探査のための音響反射鏡が残っているそうです。
カフェバグダッド氏は今年5月にイギリス旅行をしたそうですが、その際ここを訪れていれば花巻の聴音壕の記事と良い対比になったのではないでしょうか。
過去の雑誌記事
これまで主にSNSで発信していたカフェバグダッド氏は2023年8月6日、ついに一般のメディアから「中東コラムニスト」としてデビューします。
しかし、実はカフェバグダッド氏は中東コラムニストデビュー以前から何度かメディアで執筆しており、ブログやツイッターでそれを告知していました。
告知は最も新しいですが、noteより
これによると、カフェバグダッド氏は主に読売新聞で映画関連の記事を執筆していたようですが、中に二つ読売新聞の記事ではないものがあります。「青いカフタンの仕立て屋」のパンフレットと、「アジアウェーブ」の記事です。今回は後者に注目したいと思います。
■パレスチナ映画「三つの宝石の物語」(ミシェル・クレイフィ―監督)レビュー(1999年3月号、「アジアウェーブ」)
「アジアウェーブ」1999年3月号「三つの宝石の物語」レビューを見てみましょう。

…おや?
そこに載っているのは「カフェバグダッド」ではなく実名らしき日本人名…。
これは、どういうことなのでしょう?
次に、昔のブログから。
中央公論社「サダムの時代」は、三人の著者による本ですが、カフェバグダッド氏によると「カフェバグダッド関係者が関わった」とのことです。
7月1日発売の「週刊文春」(7月8日号)で、ジャーナリスト立花隆氏が、連載中の「私の読書日記」で、カフェ バグダッド関係者が関わったイラク本「サダムの時代」を紹介している。この本の主人公の一人、反体制作家のシャウキー・カリーム氏(写真)とは、バグダッドで会った。
「関係者が関わった」とは?
「カフェバグダッド」は「任意の民間団体」で「いろいろと手伝ってくださる人はいるが、基本1人でやっている」とのことなので、その手伝っている人が関わったというふうに読めます。資料か何かの面で協力したか、編集関係なのでしょうか。
ところが著者紹介によると、三人の著者のうちの一人が、さきに挙げたアジアウェーブの記事と同じ名前、出身地は岩手県。
ということは…?
再び、ブログから。
8日発売の日本外交・国際関係が専門の月刊誌「外交フォーラム」8月号に、イランについてのエッセイを寄稿しました。ご笑覧ください。
「外交フォーラム」2009年8月号を見ると、「巻頭随筆 謙譲の国の騒乱」というイランについてのエッセイが載っています。どうやらこれがカフェバグダッド氏が書いた記事のようです。

執筆者の名前はやはり「カフェバグダッド」ではなく、アジアウェーブの映画レビューと同じ人物です。しかも勤務先の名前と役職も載っています。
さらに、共著として「サダムの時代」が出ています。
うーん、これはどう見ても…そういうことですよね…?
最後に、ツイッターから。
私も恥を重ねてきましたが、最終号に書かせてもらったのは僥倖でした。RT @makoto_naruke: [書評]『フォーサイト 創刊20周年記念号』: 最後の『フォーサイト』が届いた。ボクは『フォーサイト』の刊行以来、おそらく最低のコラムを寄稿していたことがある。
— カフェバグダッド/CAFE BAGHDAD (@cafebaghdad) 2010年3月18日
20年後のなんとか・・・っていう特集記事はありませんか? RT @TetsuyaNoguchi !『フォーサイト』の中を端から端まで探し回りましたが、、、、
— カフェバグダッド/CAFE BAGHDAD (@cafebaghdad) 2010年3月18日
私も恥を重ねてきましたが、最終号に書かせてもらったのは僥倖でした。
20年後のなんとか・・・っていう特集記事はありませんか?
「フォーサイト」の最終号、2010年4月号には「これからの20年」という特集があります。これが「20年後のなんとか」だと思われます。カフェバグダッド氏が何についての記事を執筆したのかはツイートには書いていなかったので、特集の中をじっくり探したところ、その中の「次の20年の20人」というページに、これまで共通して出てきた名前を発見しました。肩書きも同じです。

まあとっくにバレバレなんですが、どう見てもこの執筆者=カフェバグダッド氏、ですね。
というわけで、カフェバグダッド氏本人の発信による情報をたどってみたら、なぜか本名と勤務先が判明してしまいました。
カフェバグダッド氏はnoteで、個人情報について触れたツイートに対して怒りを表明しています。
そうした中、取り巻きのひとりが、私の個人情報の暴露という卑劣な手法をおこなっていたことが新たに判明した。どこまで卑怯な人たちなんだろうか。
いずれにしても、これは、事実上の脅迫といえるだろう。個人情報を拡散して、私を心理的に追い詰めようと考えたのだろうか。どこまでも卑劣だ。さらに、これをリツイートしたり、いいねを押している人たちもこの卑劣行為に加担していることになる。いずれにしても、即刻、ツイートの消去を求めたい。
しかしアジアウェーブ、サダムの時代、外交フォーラム、フォーサイト、どれも「カフェバグダッド」名義のものはなく実名で、しかも詳細な経歴が書いてあるものもあります。全て、カフェバグダット氏本人が公表した情報によって知ることができます。雑誌そのものを入手することは困難ですが、ネットで検索すると目次と著者名くらいなら見ることができます。
自ら仕事を宣伝しておいて、「個人情報を暴露された!」というのはちょっと無理があると言わざるを得ません。
そもそも、カフェバグダッド氏が非難していた人たちはなぜ個人情報を知っていたのですか?ご自分で公開していたからではないですか?
まあファンと知り合いに囲まれて楽しくカフェバグダッド活動をしていた(当時のことは知らないので推測です)時期であれば自分から言う分にはオッケーだったのでしょう。他人から言及されるにしても「カフェバグダッドさんは◯◯社で◯◯やってたそうです。経歴にふさわしい鋭い観察眼、綿密な調査、正確さにはいつも感心します」みたいな内容だったら怒らなかったと思います。
◯◯社で◯◯という役職だったというのは、コラムニストをする上で強力なセールスポイントになりそうな気がするし、一般的に見て尊敬や憧れを持たれる経歴だと思います。しかしカフェバグダッド氏はなぜか過去の経歴を公表したくないようです。経歴を利用せず己の力のみで勝負するつもりなのか、コラムニストの仕事より文学フリマ等の活動のほうに力を入れたいのか、あるいは公表したくない理由があるのか。
ともあれ、カフェバグダッド氏の中東コラムニストとしての活動に今後も期待したいと思います。
単著はいつ出ますか?
※11/11、引用を追加
岩手では入手が難しいスパイス
カフェバグダッド氏はnoteで岩手と中東の接点について書いています。
計9年の年月を過ごした中東と、生後18年過ごした我が故郷岩手の接点を、食、文学、歴史など多岐にわたる分野で示していきたいと思います。「岩手中東化計画」の賛同者を募集しています。
…とのことです。
このマガジンから、今回はこちらの2019年12月1日の記事を取り上げたいと思います。
カフェバグダッド氏は盛岡市郊外の羊肉レストランに併設されている羊肉販売所でラムチョップを見て、イランの「シシリク」を作ろうと思い立ちます。
が、作り方がわからないのでイラン在住歴10年近くの友人に問い合わせることにします。ご友人は知っている情報と、さらにネットで調べたレシピを氏に伝えます。
料理のレシピってわりと簡単な文章で書かれてるからその言語に堪能でなくても基礎があればだいたい読めるものですが、氏はイランに何年か暮らしていたのにペルシャ語が読めないのでしょうか。滞在中の生活はどのようにされていたのか気になるところですが、多分ペルシャ語と日本語が両方堪能なアシスタントもしくはパートナーがいたのでしょう。
それはさておき、レシピを手に入れたカフェバグダッド氏はまず材料をそろえることにします。
岩手でサフランを入手するのは難しそうだが、あとの材料はなんとかなりそうだ。特に、岩手のヨーグルトのおいしさは折り紙付き。以前、岩泉町の「岩泉ヨーグルト」や西和賀町の「湯田ヨーグルト」でアラブのヨーグルトチーズ「ラバネ」を作ったりしたのでよく知っている。
「岩手でサフランを入手するのは難しそう」
はい、問題発言きました。
私はカフェバグダッド氏と同様に岩手で育ち、料理に興味を持ち始めてからはスーパーであれこれスパイスを買っていた子供でした(ほとんど使いこなせていませんでしたが)。
その中にサフランもありました。20世紀の話です。
20年以上前から、岩手でサフランは普通に売られていました。
念の為エスビー食品に問い合わせてみたところ、家庭用スパイスとしてサフランが発売されたのは1987年3月だそうです。仮に地方での発売にタイムラグがあったとしても年内に岩手でも販売されていたのではないかと思います。20年どころか30年以上前ですね。
ましてや、今はAmazonも楽天もあるのに、なんでサフランを入手するのが難しいのでしょうか?
精一杯好意的に解釈して「岩手県産のサフランを入手するのは難しい」ということなのでは…という説を無理やりひねり出してみたのですが
北海道産タマネギと中国産ニンニクをジューサーで液状にしたものと、西和賀町特産の湯田ヨーグルトをまぜて
岩手県産どころか国産にこだわりもないようなので、その解釈は無さそうです。ニンニクなんて日本産が容易に手に入るのに…
カフェバグダッド氏のツイートを「サフラン」で検索すると、イラン在住時にサフランを使った料理やお菓子などに親しんでいたようです。帰国してからもしばしば登場しています。
テヘラン北方のダルバンサル村では、知人がバーベキューをふるまってくれた。バーベキューといっても、サフランをまぶした鶏肉をひたすら食べたのだが。イラン人は、究極の「いっちょ食い」
— カフェバグダッド/CAFE BAGHDAD (@cafebaghdad) 2010年4月17日
イラン特産のサフランをしみこませた鶏肉ケバブに塩をふると、確かにうまいですね・・・ RT @szarvasgomba 私はハマダンで食した串刺しチキンの味が忘れられな
— カフェバグダッド/CAFE BAGHDAD (@cafebaghdad) 2010年4月21日
い・・・
イラン名産サフラン入りのアイス、ピスタチオのせ。甘さ控え目で上品な味。「バスタニ・ソンナティ」(伝統的アイスクリーム)といい、イランでは中東アイスクリームの元祖と考えられている。横浜・生麦のイラン料理店「カスピアン」で。 pic.twitter.com/6cwuLc43Kk
— カフェバグダッド/CAFE BAGHDAD (@cafebaghdad) 2017年6月5日
イランのうまいもの満載。快晴のイスラム革命記念日レセプションのブッフェ。羊ひき肉ケバブ「クービーデ」、レーズン、サフランライスが彩りを添えるご飯、日本のポテトサラダを思わせる「オリビエサラダ」、エビのカクテル。キャビアではなくイクラ、などなど。東京・南麻布のイラン大使公邸で。 pic.twitter.com/1w2SPlD2Vk
— カフェバグダッド/CAFE BAGHDAD (@cafebaghdad) 2018年2月9日
現代イランの外食の定番。
— カフェバグダッド/CAFE BAGHDAD (@cafebaghdad) 2019年1月18日
羊ミンチ肉のケバブ(クービーデ)。ナスのシチュー(ホレシュテ・バーデムジャーン)。これをサフランで黄色く染めたパラリとした長粒米に乗せる。しつこいけど軽い、不思議な料理。
東京・南麻布のイラン大使公邸で行われた、日イラン外交関係樹立90周年記念パーティーにて。 pic.twitter.com/ufHiXrpavu
結構冷え込むイラン北部の冬のイメージは、サモワールで入れた濃い紅茶。北西部アゼルバイジャン地方の茶葉が有名。黄金色の砂糖の結晶棒「ナバド」をかき混ぜると特別感が増す。色はサフランの色素。普段は口に含んだ硬い角砂糖をお茶で溶かして飲む。日本とイラン、茶へのこだわりは甲乙つけがたい。 pic.twitter.com/wUspuGd7hd
— カフェバグダッド/CAFE BAGHDAD (@cafebaghdad) 2020年12月2日
黄金色の砂糖の結晶棒「ナバド」は、イランで紅茶を飲む時に使う。お茶に入れてかき混ぜると溶けて、甘さと特別感が増す。色はサフランの色素。イランの茶道のこだわりが感じられる。日本だと、神奈川県相模原市のアジア中東食材店「ハッジ・ババ」で売っているようです。 https://t.co/ub0X4hYRiH
— カフェバグダッド/CAFE BAGHDAD (@cafebaghdad) 2021年5月12日
チャイというと、ミルク入り紅茶をイメージする人も多いかも知れないが、イランでは、紅茶葉のみか、ミントと一緒に煮出した濃い琥珀色の透明な飲料。硬い角砂糖ガンドを口の中でとかしたり、サフラン入り黄金色の糖結晶棒ナバドをお好みで入れたりして甘さを味わう。伝統の形式は揺らがない。 pic.twitter.com/hrVJDwgMtu
— カフェバグダッド/CAFE BAGHDAD (@cafebaghdad) 2021年10月5日
イラン特産の高級食材というと、キャビアとサフラン。サフランを入れたアイスクリーム(バスタニ)というのもあって、これまたイラン特産のピスタチオをふりかければ、彩りも美しい。日本だと、横浜・生麦のイラン料理店「カスピアン」などにある。ちなみに店名の由来のカスピ海の南岸は、イラン領。 pic.twitter.com/oIjB9Ui5UM
— カフェバグダッド/CAFE BAGHDAD (@cafebaghdad) 2021年11月27日
イラン人は、紅茶(チャイ)を飲むのが大好きな人たち。普通、ガンドという固形の砂糖を口に入れ、紅茶で溶かしながら飲む。サフランで着色した「ナバド」と呼ばれる棒状の結晶のような砂糖をなめながら飲むこともある。紅茶自体にひたして飲むこともある。 pic.twitter.com/q5o1vORvJE
— カフェバグダッド/CAFE BAGHDAD (@cafebaghdad) 2022年1月6日
中東菓子のバクラヴァは地域色に富む。イラン中部ガズヴィン州のバクラヴァ は、日本の菱餅のような多層構造。特産のピスタチオやサフランなどを使いカラフルに仕上げる。イラン暦に基づく新年(ノウルーズ)のお菓子としても知られる。 https://t.co/86XYEJF0bN
— カフェバグダッド/CAFE BAGHDAD (@cafebaghdad) 2022年6月19日
これらの体験から「サフランはイランの特産品で、日本ではなかなか手に入らない」と思ったのでしょうか?
サフランは、パエリアやブイヤベースの材料として、そう頻繁に使うものではないですが日本でも昔から需要はありました。アンケートをとった訳ではないので推測ですが、一般的には日本ではサフランというとスペインやフランスのイメージがあるのではないかと思います。
ついでに少しサフランについてネットで検索してみたのですが、サフランは江戸末期に既に日本に入っていたのですね。日本ではおもに大分で栽培されているようです。宮城県塩竃市でも栽培されているようですが、用途は漢方薬の「塩釜さふらん湯」が主であるようです。楽天で「サフラン 国産」で検索すると、大分だけでなく山梨や福島のサフランも見つかります。
さて、サフラン抜きでシシリクを作ったカフェバグダッド氏ですが、出来栄えがたいそう良かったようです。
特にヨーグルトの乳酸のまろやかなうまみが印象的だった。シシリクのうまさの源泉の多くは、ヨーグルトにあったのではないか。中東の発酵食品の偉大さを、またまた見せつけられることになった。
「中東の発酵食品の偉大さ」
間違いではないのですが、ヨーグルトの起源ははっきりしていないし、ヨーグルト的な食品は中東だけでなく世界各国にあるし、肉をヨーグルトにつけこむレシピは中東特有でもありませんので、少々中東びいきな発言かなと思います。
この2001年の「きょうの料理」でも鶏肉をヨーグルトでマリネするレシピが紹介されています。
今度は、元来の中東料理ではないものの、ヨーグルトを入れてカレーを作ってみようかと目論んでいる。おすすめレシピがありましたら、ぜひ、ご推薦いただけたら、と思う。
この言葉通り、カフェバグダッド氏は「イスラム横丁」で購入したスパイスを使ってカレーを作ったようです。
スパイスカレーの材料に岩手県西和賀町の湯田ヨーグルトを使ってみた。東京カリ〜番長さんのレシピを参考に、花巻市産のパクチー、福耳南蛮も使用。スパイスは東京・新大久保のイスラム横丁で買い込んだ、カルダモンやターメリックなどを使用。翌日食べたらヨーグルトの酸味が増してさらに深い味に。 pic.twitter.com/EIzLbtOKsO
— カフェバグダッド/CAFE BAGHDAD (@cafebaghdad) 2019年12月2日
イスラム横丁を訪れたのはその少し前の10月17日のようです。
東京・山手線新大久保駅のすぐそば、イスラム横丁の食材店。陳列棚の狭い空間で、黙々とレッドチリを袋詰めする店員さん。肉、豆、スパイス、調味料、この横丁ではアジアの食の材料が何でもそろう。今をときめくカルディの地位を脅かす潜在力があるのはここ。なにしろ何でも安い。簡易包装なのもいい。 pic.twitter.com/sD7AmgYaVm
— カフェバグダッド/CAFE BAGHDAD (@cafebaghdad) 2019年10月17日
この店には多分サフランが置いてあったと思います。
カフェバグダッド氏と私③
2022年12月、「中東関連誤情報・フェイク検証アカウント」氏がアカウントを開設します。
https://twitter.com/chutoinspection
検証アカウント氏の検証にはカフェバグダッド氏のツイートが多く含まれていました。
一例↓
※ブロックされていると引用元のツイートが表示されないのでこちらで貼ります。
羊肉汁やスパイスなどで炊き上げたご飯に、豪快に丸焼き羊を載せた「カブサ」。サウジアラビア・ペルシャ湾岸地域の伝統料理。結婚披露宴など大人数の宴会で出される。コメ料理でもあり、羊肉好きの日本人にはたまらない一品。 pic.twitter.com/ADpJY5UTbd
— カフェバグダッド/CAFE BAGHDAD (@cafebaghdad) 2021年9月20日
カブサやマンディ、マチブースなど(地域によって名称が異なりますがほぼ同じ料理です)はもちろん晴れの席でも供されますが、特にチキンのカブサは日常的に食べる料理でもあります。この書き方はミスリードを誘うと言って差し支えないでしょう。大皿に載って出てくるのは祝いの席くらいでしょうが。 https://t.co/lMMYVAOTCr
— 中東関連誤情報・フェイク検証アカウント (@chutoinspection) 2023年1月12日
在京トルコ大使館内には、近代トルコ建国の父、ケマル・アタチュルクのコラージュのような作品もあった。最近は、絶対的な敬慕の対象という訳ではないのかも知れないが、この程度の肖像アレンジは容認されているということなのだろうか。 pic.twitter.com/FIPnDNyqQP
— カフェバグダッド/CAFE BAGHDAD (@cafebaghdad) 2023年1月5日
こちらはトルコで「エブル」と呼ばれるマーブリングの技法を用いたものです。 https://t.co/pjW7DXu4RR
— 中東関連誤情報・フェイク検証アカウント (@chutoinspection) 2023年1月5日
これには驚きました。①に書きましたが、私は「中東とかイスラムとかなんか興味ある~」という程度で知識はさほど無かったので、氏の人格はさておき、発信する中東情報に関してはまったく疑っていなかったのです。
氏への疑義が呈されるに伴い、過去の私のツイートもリツイートなどで取り上げて頂きました。
私は何も間違ってなかった。ネットの片隅でひっそりと主張していたことがようやく報われた。
やがて、イベントを一緒に開催したりしているカフェバグダッド氏のご友人の比呂啓氏への批判が、複数の人から起こります。
すると、カフェバグダッド氏がnoteで反論を開始します。
どんな反論をしているのかと読んでみたら…
…「言葉が汚い」「私の友人が誹謗中傷された」だけでした。
その後、カフェバグダッド氏の検証は続き、さまざまな間違いやおかしな発言が指摘されますが、氏は何一つ反論せずnoteでは「誹謗中傷!ヘイトスピーチ!」というだけで、やがてツイッターでも批判するアカウントをブロックし始めます。
カフェバグダッド氏は批判に対してはすぐブロックする人だと思っていたので、約3か月間もブロックせずにいたのはむしろ意外でした。
なぜ中東有識者からの批判は即ブロックしなかったのでしょうか?内容がご自分の活動内容に関わる事なので何を言われているのか把握する必要があったからでしょうか?
その後、氏はご自分への批判をまとめたtogetterまとめを運営に申請して非公開にし、noteで「誹謗中傷!ヘイトスピーチ!ネットいじめ!ネットリンチ!」という記事を書き続けています。
それにしても──
私が早い段階で「ツタン乾麺」を買いに行けていたら、満足しカフェバグダッド氏に疑問を持つことは無かったでしょう。
あるいは私の問い合わせに対して「実はだいぶ前に撮った写真です。最近買いに行ってないです」とカフェバグダッド氏が正直に答えていたとしたら、私は「去年の夏に製造終了したそうですよ」と言い、たぶんカフェバグダッド氏は「ご指摘、ありがとうございます~」といつもの調子で答えていたことでしょう。私はやや釈然としないながらもそれで納得したことでしょう。
あるいは私の批判的な引用リツイートに対して、カフェバグダッド氏が完全にスルーを決め込んだとしたら、私は言いたいことだけ言ってあとは見ないようにしたことでしょう。
いくつもの些細な出来事が重なって、私は色んなことに気付くことができました。
なのでお礼を言います。
私の問い合わせをスルーしてくれて、ブロックしてくれて、ありがとう💖
…
……
………
と、本来「カフェバグダッド氏と私」シリーズはここでハートマークととともに爽やかに終わる予定でした。
しかし7月14日、事情が変わりました。
トルコ南東部の観光都市ガジアンテップ市街で、おそらく最も身近にトルコ・シリア大地震(今年2月発生)を感じられるのが、ガジアンテップ城。旧市街と隣接した場所にあり、20分ほどで周囲をぐるっと一周できる。かぶりつきの場所にカフェもあり、一部崩れ落ちた城壁を眺めながら、コーヒーを飲んだり、… pic.twitter.com/HRutmzqAHd
— カフェバグダッド/CAFE BAGHDAD (@cafebaghdad) 2023年7月14日
トルコ南東部の観光都市ガジアンテップ市街で、おそらく最も身近にトルコ・シリア大地震(今年2月発生)を感じられるのが、ガジアンテップ城。旧市街と隣接した場所にあり、20分ほどで周囲をぐるっと一周できる。かぶりつきの場所にカフェもあり、一部崩れ落ちた城壁を眺めながら、コーヒーを飲んだり、水たばこを吸ったりすることもできる。
「大地震を身近に感じられる」
「かぶりつきの場所のカフェで崩れ落ちた城壁を眺めながらコーヒーを飲める」
…絶句。
東日本大震災の被災地に外国人が来て「瓦礫の山を眺めながらお茶を飲めま~す」とSNSに上げるような…いや、こんな例を出すまでもなくとんでもない発言です。ちょっと普通の神経じゃありません。完全にアウトです。
私はカフェバグダッド氏に対する認識を、根本的に改めなくてはいけないようです。
今後もカフェバグダッド氏の言動を興味深く観察したいと思います。
カフェバグダッド氏と私➁
その後も、カフェバグダッド氏は相変わらず中東や岩手に関するツイートを続けていました。
しばらくの間、特に取り上げるほどのこともなく、私は後から見てもわからないエアリプなどをしていました。
ある日、氏は同人誌の製作を始めた様子です。
「物質的な印刷物が欲しい」と思う一方で、「モノはもう増やしたくない」とも感じる。そんな2つの相反する思いの中で、デジタル出版物がいいのか、紙の印刷物がいいのか、激しく葛藤している人は少なくないのだろう。大きな流れとしては、デジタル方向に水は流れているのだろうけど。 pic.twitter.com/Q6YB47agIR
— カフェバグダッド/CAFE BAGHDAD (@cafebaghdad) 2021年4月23日
漠然と中東関係のジャーナリストかなと思っていたけど、あの「冊子」を見てプロではないと確信した。>カフェ某ダッド氏 ほんと、何やってる人なんだろう。資産家の高等遊民?
— るりるり (@February2030) 2021年5月10日
結論から言うと私の「確信」は大ハズレでした。職業が何であれ、初めての同人誌づくりが手慣れたものであるはずがありません。
この同人誌はやがて「カフェバグダッドアンソロジー」として発売されますが、それはもう少し後の話です。
そして氏のツイートに「ツタン乾麺」が久々に登場します。
エジプトでガルギールと呼ばれるルッコラを練り込んだ「ガルギール生麺」を岩手県奥州市衣川の企業が新発売。昔、ある中東研究者がエジプトから種を持ち帰り、実兄の衣川村長に進言して栽培開始。粉末を練り込んだ「ツタン乾麺」が発売されたのがその起源。乾麺の製造は終了したが、生麺として再生。 pic.twitter.com/aQWNbA5rdW
— カフェバグダッド/CAFE BAGHDAD (@cafebaghdad) 2021年5月20日
ガルギール生麺発売のツイートのついでにさらりと「乾麺の製造は終了したが」と言っています。批判や非難に対して全く心を動かさず、平然とした態度を保つカフェバグダッド氏、只者ではありません。
すでに製造終了した「ツタン乾麺」の流れをくむ「ガルギール生麺」、ひいき目なしに美味しい。弾力があり、つるっとしたのどごし。暑さで食欲の減退する夏にぴったり。岩手県奥州市衣川の民間企業が、地元産ガルギールを使い、最近売り出した。エジプトと岩手をつなぐ新たな特産品に育ってほしい。 pic.twitter.com/kZHXtGwxKC
— カフェバグダッド/CAFE BAGHDAD (@cafebaghdad) 2021年5月24日
「すでに製造終了した」とガルギール生麺なみにつるっとツイートしてますが、製造終了の約半年後に、終了を知りながら「奥州市にはツタン乾麺があります~」とツイートしてたのはどこのどなたでしょう?
このツイートがきっかけで、ネットの情報サイトに取り上げられ、カフェバグダッド氏も取材されました。
この中でカフェバグダッド氏は「中東文化のファン」となっています。
なぜかツタン乾麺はまとめサイトにも取り上げられてしまいました。
一応「製造は終了した」のツイートではあるのですが、名前にインパクトがありますしね。
まあ、嘘ではないんですけどね。販売終了後も画像を使い回して「奥州市にはツタン乾麺がある」とツイートして、それを指摘したら即ブロックした人がいましてね。カフェバグダッド@cafebaghdadさんっていうんですけど。 https://t.co/HyhwEohEwe
— るりるり (@February2030) 2021年6月11日
そんな中、久々にブチギレ案件が。
梅雨に入ってもどんどん葉が伸びるプランターのバジルをたっぷり使ったスパゲティ・ジェノベーゼ。松の実とパルメザンチーズとの組み合わせを考えたイタリア人に感謝。モロッコの古都フェズの陶器コセマの皿とのコーディネートもしっくりくる。岩手はクルディスタンでもあり、イタリア半島でもある。 pic.twitter.com/qvmbvsx4A9
— カフェバグダッド/CAFE BAGHDAD (@cafebaghdad) 2021年7月5日
ハァ?
「岩手はクルディスタンでもあり、イタリア半島でもある」…だからさあ、何で岩手を勝手に外国にしたがるの?岩手をバカにしてるの?そんなにクルディスタンやイタリアが好きなら自分の生まれ故郷を改造すれば~? pic.twitter.com/2jKHY4lSXu
— るりるり (@February2030) 2021年7月6日
これはほんと久々に頭に来たわ。
— るりるり (@February2030) 2021年7月6日
今は「ハァ?(笑)」くらいになりましたが、これは当時かなりブチ切れましたね。(当時私は氏のことを関西出身だと思い込んでいたので、「自分の生まれ故郷を~」などと寝ぼけたことを言っています)
ですが私はなぜかこの後ぱたりとウォッチングをやめてしまいます。
他に興味あることが出てきたせいもありますが、やはり好意的に見られない対象を見続けるのは精神的にしんどいものがあるのです。
と言う訳でカフェバグダッド氏のことはだんだんと意識の隅に追いやられていき、一時期は固定ツイートも解除したりしました。結局は復活させましたがもう氏のツイートを観察することもなくなりました。
しかし2023年、事態は動きだします……。
カフェバグダッド氏と私①
皆さん、カフェバグダッド氏をご存知でしょうか?
https://twitter.com/cafebaghdad
氏はおもに中東に関する情報を発信している、フォロワー3万人以上のいわゆるインフルエンサーです。
過去のツイートによれば、イランやエジプトに在住していたこともあるようです。
noteによると、「2004年に設立された任意の民間活動団体だが、基本一人でやっている」とのことです。
「任意の民間活動団体」というのがよくわかりませんが…
私は時折TLに流れてくる氏のツイートを見て興味を持ち、フォローしました。氏がよくツイッターに上げる、異国情緒たっぷりの街角や美味しそうな料理の写真、添えられた文章は、「あんまり知識ないけど中東とかアラブとかイスラムに興味ある」という私のようなライト層には魅力的でした。
時折、岩手に関するツイートもあり、岩手出身の私はそこに親しみを感じました。
カフェバグダッド氏は何度か奥州市の製品「ツタン乾麺」についてのツイートをしています。
こんどエジプト行くとき、これを日本みやげとして持っていこうかな〜「ツタン乾麺」。岩手県奥州市衣川(ころもがわ)地区の名産。衣川では、モロヘイヤとガルギール(ルッコラ)の栽培もしているそう。 pic.twitter.com/V3jVYgciAn
— カフェバグダッド@トルコ・シリア地震被災者支援 (@cafebaghdad) 2018年5月3日
エジプト原産の野菜ガルギール(ルッコラ)を練り込んだ麺を使った味噌ラーメン。岩手県奥州市衣川(ころもがわ)地区の産直販売所「古都の遊食」の食堂で。モロへイヤ入り乾麺もあり「ツタン乾麺」というブランドで売り出している。エジプト旅行に行く人は、日本みやげに持って行ったらいいかも。 pic.twitter.com/mkmcvMGfUI
— カフェバグダッド@トルコ・シリア地震被災者支援 (@cafebaghdad) 2019年12月8日
年越しソバは、エジプトの常食野菜モロヘイヤを練り込んだ、うっすらと緑色の麺。「ツタン乾麺」といって岩手県奥州市衣川地区の町おこし特産品。具はイクラ、野生キノコ、ホワイトセロリと岩手産をそろえた。乾麺なので、これからエジプト旅行に行く人は、日本みやげに持って行ったら喜ばれるかも。 pic.twitter.com/A0YD4Bu4zH
— カフェバグダッド@トルコ・シリア地震被災者支援 (@cafebaghdad) 2019年12月31日
エジプトでよく食べられるモロヘイヤを栽培して「ツタン乾麺」という特産品まで作ったのが、岩手県奥州市衣川区。ルッコラ(ガルギール)を使った麺もある。強い風味は感じられないが、鮮やかな緑色。時代は違うけれど、隣の平泉にも黄金の文化や、ミイラ作りの風習があった。共通点といえなくもない。 pic.twitter.com/RvR8EdumRH
— カフェバグダッド@トルコ・シリア地震被災者支援 (@cafebaghdad) 2020年7月13日
岩手奥州市衣川(ころもがわ)地区には、モロヘイヤを原料にした「ツタン乾麺」という特産品がある。一方、奥羽山脈をはさんだ秋田県大仙市大曲にも、「もろ平野めん」というモロヘイヤ粉末を配合したうどんがある。やはりエジプト名物のハトやウサギでダシをとって、スープ麺にしたらいいかも。 pic.twitter.com/gQAeKEqHPY
— カフェバグダッド@トルコ・シリア地震被災者支援 (@cafebaghdad) 2020年8月20日
私はこれらのツイートを読んで「帰郷した時に買いに行こう」と思っていました。
そして2020年の11月に、念願かなって「ツタン乾麺」を買いに行ったのですが、見当たらないのでお店の人に尋ねたところ「もう作ってないんです」と言われました。
そんな…つい三か月前にツイートで見たばかりなのに…。
私は失意のうちに故郷を後にしたのでした。
この時はまだ「三か月経っていれば状況も変わるだろうし、カフェバグダッドさんは悪くない。買えなかったのは残念だけど、色々とタイミングが悪かった」と思っていました。
が、だんだんとある疑念が沸き上がってきたのです。
写真とネタ、使い回してない?
よく見ると8/21のツイートの写真は過去にツイートしたのと同じものがあります。それ以外のツイートでも何枚か同じ写真があります。
「今日買ってきたツタン乾麺の写真です」とは書いていないし、使い回しが駄目という決まりはありません。なので何の問題もないのですが、私はどうも釈然としませんでした。
販売終了を知っていたのかどうか、カフェバグダッド氏に直接問い合わせてみようかと思いましたが、数か月前のツイートにリプを送るのもためらわれ、私は相変わらずの華やかな写真と中東情報満載の氏のツイートを眺めるのみでした。
年が明けてから、事実関係の確認をしておこうと販売店に「ツタン乾麺はいつごろまで売っていたのか?」と問い合わせたところ「去年の夏ごろまでは売っていた」という回答を得ました(仕入れや販売の履歴を調べればもっと正確なことがわかるのでしょうが、そんなことは要求できません)。
夏までは売っていたのなら、画像を使い回していたとしても、2020年8月21日のツイートはセーフといえます。
いえますが、なぜか違和感が消えず、私は氏の過去のツタン乾麺ツイートへの反応を見る等していました。
すると、2021年2月4日に引用リツイートで「ツタン乾麺。今は作るのやめてしまったそう」というのがあり、いいね欄にはカフェバグダッド氏の名前が。つまり氏は2月4日にツタン乾麺の製造終了を知ったことになります。
その12日後、久々にツタン乾麺のツイートがされます。
岩手県のまんなか、奥州市には、珍品麺が2つも。幅広のつるっとしたのどごしの「ぺろっこうどん」と、エジプトでよく食べるモロヘイヤなどを練り込んだ「ツタン乾麺」。「ぺろっこうどん」はおそらく機械延べだけど、ビャンビャン麺の雰囲気がある。中華風に料理してもいけそう。 pic.twitter.com/fwtapSPIGi
— カフェバグダッド@トルコ・シリア地震被災者支援 (@cafebaghdad) 2021年2月16日
どう見ても「今もツタン乾麺が売られています」としか思えない文面です。
というか、ついこの間製造終了を知ったはずなのになぜこんなツイートを?
私はこのツイートに「いつ買ったのか」と質問のリプライを送りましたが、返事が無かったので一日後にもう一度送りました。まあこの時点でカフェバグダッド氏に対する信頼感はほぼ無くなっていたのですが、ほんの1%くらいは期待があったのですよ。「いついつに撮った写真です。実は最近買ってないです」という正直な返事が来るんじゃないかと。返事があったら「製造終了したそうですよ」と伝え、事実を認めさせつつソフトに解決して終わり、のつもりでした。
(ストレートに「もう製造終了してますよ。あなたそれ知ってるはずですよね」と言わなかったのは、なんでなのかもう記憶にないのですが、それ言ったら喧嘩売ってるみたいになるからだったと思います、多分)
そんな私のささやかな配慮(笑)など伝わるわけもなく、二回目のリプライにも返事はありませんでした。
あちらはインフルエンサー、こちらは一般人の零細アカウントです。返事がないのはしょうがありません。
返事がないならこっちで勝手に呟くしかないですね。
この「ツタン乾麺」はもう販売されていません。カフェバグダッド@cafebaghdad氏はそれを指摘した2/4の引用リプライにいいねしているのでご存知のはずですが今も「ツタン乾麺」があるかのような印象を与える書き方をしています(売っているとは書いていないのが巧妙ですね~)。 https://t.co/kqB1uVEUFb
— るりるり (@February2030) 2021年2月18日
ひとの故郷に変なあだ名つけるのやめて。
— るりるり (@February2030) 2021年2月18日
岩手を「日本のクルディスタン」と呼びたい理由|カフェバグダッド @cafebaghdad #note https://t.co/gmtnwtJBYW
これらのツイートをしたところ、一時間後くらいにブロックされていました。
問い合わせはスルー出来ても、批判的なツイートはスルー出来なかったようです。
しかし私をブロックしたの後も、「ツタン乾麺なんてあるんだ~、食べてみたいな」といった好意的な引用リツイートには即座に「いいね」しています。反応を読んで判断する余裕はあるようです。というか訂正も何もしていません。
しかしこれで「カフェバグダッド氏はツタン乾麺の製造終了を知りながら写真を使い回してツイートし不正確な情報を拡散する人物だ」ということが確定しました。
ブロックされた私はしばらくの間、氏の行状をウォッチしつつエアリプ等でツタン乾麺の件をひっそりと主張することになります。
7/5 タイトル修正
二か月→三か月に修正